往時の寒い冬を、足温器で育った世代である。
温暖化で冬が暖かくなったとはいえ、暖房なしで北側の寒い部屋で勉強している小学生の娘がさすがに不憫で買ったのだが、正直、足温器の進化に驚いた。(値段が安かったので、はっきりいって期待していなかったが、子どもだし、甘やかすのよくないし、とりあえずこんなもんでいいだろうぐらいの気持ちで買った。まさに子ども騙しのつもりだったのだが・・)
昔の足温器は温度調節ダイヤルがついていて、熱すぎたりして操作が面倒だったのものだが、この足温器はオン・オフスイッチのみ、で、足先で操作できるので、いちいち屈む必要もなし。
なのに温度は熱すぎることもなく、ちょっと低めの温度と最初は感じるが、すっぽり足を覆っているので次第にぬくもりに包み込まれる。
この低めの温度のおかげで、3時間、4時間と連続で足を入れていても心地よい。往時の足温器のように、うっかりうたた寝で低温やけどの心配もない。
発熱性のフィルムを使用しているから、電熱線を堅牢なスチールフレームで覆ったかつての足温器とちがい、これが家電とは思えないほど軽く、ぺらぺら。収納性がいいのもオフシーズンにはありがたい。
深夜の長時間デスクワークが多いこの季節、エアコンは頭がぼうっとするので好きではないし、かといって真冬だ。
これを使って、まさにエアコンいらず。頭はクールにぬくぬく。
それでいて10時間使っても電気代は2円!
まさにハードロハス、冬の必携品である。
さて、子ども騙しで娘のために買ったはずなのに、なぜ私がこのように詳しく語れるのかというと、いまや完全に私が占有しているからである。というか、ふとんに入るときまで持ち込んでいる。すっかりバック・トゥー・ザ・足温器。
そうそう、娘のものだった。もうひとつ買わなきゃ。
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