最近はめっきり少なくなったパックロッド。
バックパックにすっぽり入るサイズ(30cm〜50cm)で、アンテナみたいにするすると伸びるような竿のことだ。
チャリでランガン(走っては釣りをし、釣りをしては走る)する1980年代の中学生的スタイルには必携のグッズといえる。
それがどうか。いまどきの中学生は大人が使うような1本モノのロッドを使っている。確かに振り出し竿は、竿としての性能はよくないし、寸胴で見た目もかっこ悪く、市場性がないのだろう。釣り具屋で見つけたとしても、500円とか1000円の、とても使用に耐えない粗悪品が多い。
なかなかカッコいい振り出し竿を2000円で買ったが、全長が短かいわりに仕舞寸法が50センチもあり、チャリで背負うと、突き出た竿先がヘルメットに当たって困った。ガイドも小さく、飛距離もでない。
根気強く調べつづけること1週間、プロックスという大阪の会社から、6ftで仕舞寸法35センチのパックロッドが1万円程度で発売されていることを突きとめた。「マイクロバス」という名前で、値段のわりにカーボン含有率97パーセント。
スピニングタックルは、海、湖、川、野池と、いろいろ使うつもりなので、いつでもどこでも持っていきたいだけに、このサイズはありがたい。
使いつづけてはや、7年にもなる。
初めてのトラウトフィッシングも、鹿児島でのブラックバスも、海での初カヤックフィッシングでマダイ、マゴチ、サバを釣ったのも、このロッドだった。
他にもいろいろ試したが、圧倒的なコンパクトさと、バーサタイルに使えるロッドアクション、伸張と撤収のスムーズさで、これ以上のものはなかった。
2013年現在も、マイクロバスはモデルチェンジがなされ販売されている。また、コルクグリップとSICガイド搭載の限定モデルもある。
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プロックス マイクロバス SE リミテッド MBSL60MLTS
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