カイゼン生活

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行きついたランニングウォッチ(ASICS RUNNING WATCH AP04 SPM Training)

これまでGPSつきとか、ジャイロのフットポッドセンサーつきとか、いろいろ試してきたランニングウォッチ。汗で腐食し死んだ機能性ウォッチが部屋にいくつ転がっていることか。
価格も4万から8万と高価なわりには耐用年数も少なく、消費電力も多いため、特殊電池や充電式といった電源上の煩雑さも、けっこう嫌気がさしていた。

ランニングウォッチはとにかくシンプルであること、安価であること、という結論のもと、行きついたのがアシックスブランドのウォッチ。

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腕につけるだけ。GPSのように衛星捕捉までのいらいらもなく、フッドポッドセンサーの不調に悩まされることもない。ただのデジタル時計に近く、毎日、充電したり、頻繁に電池交換する煩わしさからも解放!
仕組みはただの万歩計。
足の回転数を計測し、個人ごとに入力する歩幅をもとに計算・補正し、独自のアルゴリズムで距離とスピードも表示する。距離と速度はあまり期待していなかったわりには、けっこう精度が高くて驚いた。
もちろんラップ、スプリット、タイマーも。


若いときはキロ何分という指標でランニングを組み立てることができたが、さいきんは調子がよかったりわるかったりの波が大きいので、さいしょの2kmはキロ3分30秒で、とか決めても、日によってぜんぜん守れなかったりする。なので、回転数を指標にするようにしたら、これがなかなかよい。
僕の場合は165回転以下が持続できるLSD的な回転数。175回転はキロ3分50秒から4分。180回転以上はツッこんでる感じで、190回転以上は死ぬ気のペースとか。
走りだしてみて体が重い、足が動かないと感じたら、歩幅を小さくして、目標回転数を維持するようにする。
スピードという絶対的な指標だと、不調の日は「ああ無理」とあきめてしまうほかないが、回転数であれば、歩幅の調整で何とかなる。
考えてみれば、なんとアナログなペース管理であろう。
そうすると、そもそもランニングウォッチなんかいるのだろうかという疑問に行き当たる。そう、だから、ちょっとランニング機能のついただけの、ただのデジタル時計というこのウォッチの立ち位置がよいのだ。


そして、これはランニングとはまったく関係ないのだが、意外に便利な使い方があった。
ラジコンヘリのフライト時間の管理。
以前はストップウォッチを使っていて、高度を上げたときなど、腕時計をちらっと見たが最後。機影を見失ってしまい、アワを食うのだ。空からじっと目を離さずに、フライト時間を知りたいとき、このウォッチのダブルタイマーがじつにうれしい。
フライト限界は10分程度だが、最初の5分でファーストアラームが鳴り、次の2分でセカンドアラーム。
これなら空から目を離さずに、的確なタイミングで着陸体勢に入ることができる。
じつは今やランニング用というより、ラジコン空撮用としての貢献度の方が大きいウォッチになってしまった。

<使用期間3ヶ月>