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カイゼン生活

小さなイラっをカイゼンすれば日々是好日。

NEWカルカッタ・コンクエスト2014を新旧モデル比較で検証(シマノ社製CALCUTTA CONQUEST)

<2014年8月3日・フィールドでの写真を追加>
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ロッド(ダイワ社製B.B.B.666TMLRB)
自転車(パナソニック社製トレンクル6500※生産終了)
ウォッチ(KENTEX社製マリンマン・シーホース

ダイワ(Daiwa) B.B.B. トリプルビー 666TMLRB 876933

ダイワ(Daiwa) B.B.B. トリプルビー 666TMLRB 876933


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釣果よりも道具いじり? 持つ喜びを満たしてくれるこだわりのベイトキャスティングリール、シマノ社製「カルカッタ・コンクエスト」に2014年モデルが登場した。
性能についてのインプレは他の方に任せるとして、道具道楽的な観点から100サイズを用いて以前のモデルとの比較で見ていきたい。


まず、小さくなった。ひとまわり、いや、ひとまわり半、小さい印象。手へのおさまりもいい。旧モデルがカッコいい大きさというなら、新モデルはかわいらしさがある。小さいものは好きである。それに軽い。このタイプのベイトリールではがんばった軽さ。100サイズでも機能重視のロープロモデルがふつうに200gを切る時代にあって、かなり200gに近づけてきた。
従来モデルとは数値上は10gの軽量化にすぎないが、手にした感じは50gぐらい軽く感じる。(新モデルが適正な感じで、従来モデルがなぜか250gぐらいに感じるせいもあるが)
ライバル機であるダイワのRYOGAが255gだから215gは確かに軽い。


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次に目についたのが親指をかけるクラッチレバー。旧モデルのレバーはしっとりとした光沢の金属に本革を思わせる上質なマット。その微妙なカーブといい触りごこちといい高級車シート付属のオットマンのようだ。そしてコシがありながらもやさしくしっとりしたクラッチ感。これはダイワのかちっとした硬質感が苦手な自分としてはカルカッタ・コンクエストでいちばん好きなところでもあった。
キャストする方向を見定め、そっとクラッチを押す。その親指に伝わる喜び。まさにこれぞカルカッタの美徳である。


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対して2014モデルの方は・・。ぷ、ぷ、ぷらすちっきー・・。メッキだけど樹脂まるだし。たぶん使っているうちにメッキがはげてきそうだ。それにマットもぷらすちっきー。一応、罪滅ぼしのようにがんばって滑り止め穴をつけた努力は認めるが、旧モデルと比較すると悲しすぎる。軽量化の犠牲がこんなところに。そう、何かを得ると言うことは必ず、何かを失うということなのである。
しかしカルカッタでもっとも好きなところだったので、個人的には残念でならない。


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次に機械式ブレーキのダイヤル。写真手間の旧モデルは重厚な金色に掘り込まれた繊細な滑り加工。クリック感もしっとり。ダイヤル側面に印刷された文字もカッコいい。対して写真上の2014モデルは金色が明るくなりシルバーの化粧が施された。悪くはないが比較をしてみると、ちょっと安っぽい。文字もなくなっている。


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リールサイドの文字色も黒から白に。明るい金に白い文字。旧モデルの黒の方が好き。


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ドラグレバー。左の新型は外側をカーブさせた現代的な形状。合わせてハンドルアームも内側へオフセット。重心のまとまりがよくファイトに集中できる構成だ。
対して右の旧型はクラシックなスタイル。エッジの落としかたは丸くやさしく落ち着いている。性能では新型に負けるが、指にあてた感触は旧型の方が好きである。なぜ? と言われてもよく分からないが、指がそう言う。


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そしてカルカッタ・コンクエストのもうひとつの大きな美点。スプール交換および遠心ブレーキ調整のためにケースを開けるときのスマートさ。
旧型(写真右)では質感の高いネジをくるくるとまわすと、スプリングの力で浮き出たケースサイドがぱかっと開く。開くと見えるメカニズムの美しさ。SVSのロゴがプリントされた軽合金のつまみをOPENの方向にまわすと、いとも簡単にスプールが取り出せる。スマート!
対して新型の方(写真左)。まず金属製のネジがなくなり樹脂製のスイッチ式になった。旧型に比べると操作性は劣るが、一応スマートにぱかっと開く。しかし開いた先が・・ここでまたもや、ぷらすちっきー。ちょっとこれは愕然。軽量化ゆえにいろんな美徳が樹脂化されている。


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道具道楽的な観点からすると以上のようなファーストインプレッションになった。しかしながら、小さくかわいらしく手におさまるサイズ感と軽量さは釣り場でもストレスなく道具感を楽しむことができた。
大きな変更点として、内部のブレーキ調節に加えてケースサイドのダイヤルによってもブレーキ調整ができるようになったので、現場で細かく攻め方を変更していく現代的なバスフィッシングにおいては有効だろう。このダイヤルまわりのケースの落とし込みなんかも造形美にあふれていて好きである。
細いラインを入れてトラウトフィッシングもやってみたくなった。


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自分の用途としては自転車とパックロッドを用いてのランガンスタイルが主なので、正直な話、従来のカルカッタ・コンクエストの大きさと重さは使いかってが悪く、まず出番はなく、軽量でロープロファイル、かつバックラッシュ無縁のダイワ社製T3シリーズを複数持って行くのが今のところベストな選択となっていた。しかし心のどこかで何か物足りなさがあったのも確かだ。100個の野池をまわっても、まず99個は釣れない。何をしているのかというとキャスティングを通して道具を味わっている。それならカルカッタを、という気持ちになってきたところに新型がコンパクトになって登場したわけである。
今後、旧モデルは机の上に置いてデスクワークの癒やしとして働いてもらい、新型はフィールドにガンガン持って行くつもりである。まだ試し投げをした程度ながらバックラッシュの気配は感じられなかった。細かな設定を試していけば、自分にとってダイワT3シリーズにとってかわるリールになってくれる可能性があるのではないかと期待している。

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カルカッタコンクエスト2014各種


従来版のカルカッタコンクエストもカタログ落ちはしていない

シマノ(SHIMANO) カルカッタ コンクエスト 50 (右) 015815

シマノ(SHIMANO) カルカッタ コンクエスト 50 (右) 015815

シマノ(SHIMANO) カルカッタ コンクエスト 100 (右) 015655

シマノ(SHIMANO) カルカッタ コンクエスト 100 (右) 015655

シマノ(SHIMANO) カルカッタ コンクエスト 101 (左) 015662

シマノ(SHIMANO) カルカッタ コンクエスト 101 (左) 015662




【おまけ】ダイワ社製RYOGAとの比較検証

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ライバル機のダイワ社製RYOGAについて。
カルカッタコンクエストとの最大の違いはRYOGAは海水でも使えること。ヘキサゴン・ボルトの一本一本まで妥協がなく、マシンカットの美しいボディは堅牢性も高い。
タイラバにぴったりの巻き上げスピードで、海でも野池でも活躍。また、純正オプションのジギングハンドルを入れれば、かっこいいジギングリールに変身する。
カルカッタが情緒重視のクラシックカーとするなら、RYOGAは質実剛健な戦車か。
操作感も硬質で、冬場など手が痛いほど冷たい。軟弱をあざ笑うかのようなこの存在感はカルカッタにはない。
道楽度でいえばRYOGAの方に軍配を上げるが、どっちが好きかと言われると旧型のカルカッタの方である。

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ダイワ(Daiwa) RYOGA リョウガ 1016HL 744041

ダイワ(Daiwa) RYOGA リョウガ 1016HL 744041

ダイワ(Daiwa) RYOGA1016

ダイワ(Daiwa) RYOGA1016

ダイワ(Daiwa) RYOGA リョウガ 1016L 744027

ダイワ(Daiwa) RYOGA リョウガ 1016L 744027

ダイワ(Daiwa) RYOGA リョウガ 1016H 744034

ダイワ(Daiwa) RYOGA リョウガ 1016H 744034