カイゼン生活

日常的非常事態サバイバンライフ

あの伝説の「ひだまり」をついに!

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エベレスト(チョモランマ)で肌着一枚で腕組みする男たち。
あのカッコいいのかわるいのかよく分からない新聞広告でハートを射抜かれてから十数年? ついにあの「ひだまり」が家にやって来た。
なんといっても、上下で3万もする肌着というのは常軌を逸している。寒さがいよいよ厳しくなり意を決して買おうとすると、どこも売り切れ・・これをくり返すこと数年。
昔の広告では「テイジン・テビロン使用」と書いてあったと記憶しているが、現在のモデルにはテイジンもテビロンもひとことも書かれていない。テイジンのひだまりチームが新会社として独立したのだろうか。
ハイネック、ジップ、ロング丈で紺色の上級モデルを、上だけ買ってみた。

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ファブリックは渋い紺色で、キルティングのような目地になっており、イメージ的にはヨーロッパ中世騎士の鎖帷子(くさりかたびら)みたいである。袖には「チョモランマ」のワッペン。ふつうにカッコいいじゃないか。
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肘部分には摺れ対策の強化処理。値段が高いだけにこういう気遣いはうれしい。
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ロング丈かつ背面は尻を覆わんばかりに、さらなるロング加工。
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いざ着てみむ。

意外にゆるい。
タイトなインナーが多い中、ゆったり感があってよろしい。しかしぴったりしていなくて、すーすーしないのだろうか。

寒風の外に出てみる。

あれ? 寒くない。暖かくもないけど寒くない。
従来のスポーツタイプのインナーに着替えて表に出てみる。表に出る前から肌寒く、外に出るまでもなく実験終了。
ブレスサーモのように着た瞬間に「ひやっ」という感触もなく、自然でいい感じである。ただし、ぽかぽかしてくるとかそういうのでもない。寒くない、という感じ。不思議な感覚。
これは数日間使用しても印象は変わらなかった。
室内、および外出時は従来よりも1枚着るものが減った。
これまではインナー、ミドル、フリースが標準で、外出時はこれにアウターを1枚。ひだまり効果によって、ミドルかフリースを省けるようになった。インナーとはいえ、鎖帷子みたいでわりとかっこいいので、室内ではこれ1枚でもいける。
しかしながら、一点だけ残念だったのが袖が短いこと。どうしてこんなに袖が短いのか、と思うぐらい短い。インナーだからわざと短くしているのかもしれないが、子どものころから肌着の袖が短いと、袖口から指を突っ込んで引っ張らずにはおれない性分のため、どうしてもこの部分が許せない。
また、袖が短いこととあいまって、腕を上げると脇下のつっぱり感がきつい。スポーツ系インナーだと腕を上げても伸縮性があるので気にならなかったのだが。
ということで二日後には私のもとを離れ妻の愛用物となったひだまりチョモランマ。小柄な妻がスパッツの上に着ると、その色合いからやや歳をとった風の谷のナウシカのようにも見えて、なかなかのおもむきである。寒がりの妻にとっては思ってもみない棚ぼただったようだ。