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カイゼン生活

小さなイラっをカイゼンすれば日々是好日。

機動力重視の艦載機(カワサキ社製KSR PRO)

2016年7月更新。


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艦載型偵察機の完成形の要素を有したオートバイ

ハイエース艦載機としてモンキーを愛用していたが原因不明の故障。購入したオートバイ屋に買い取ってもらい、追い金を積んで110ccの原付二種KSR PROの中古を導入した。
モンキーは確かに素晴らしかった。乗り降りのしやすさ、ハイエースへの積み降ろしの気楽さの必要要件の二点に加え、風景写真への溶け込みやすさ、乗り味の味わい深さなど、オートバイの原点たる魅力をそなえた名車であった。
しかし50ccの法的な制約(30km/h制限など)や、あきれるほどの遅さは、田舎の湖沼めぐりをしているときは気にならなくても、クルマがビュンビュン飛ばす幹線道を走らざるを得ない市街地戦では、ちょっと気乗りがしないものがあった。
ボアアップをすれば解決というわけではなく、馬力アップに見合う足まわりを作らなければ危険な乗り物になる。理想をいえばホイールの12インチ化、ロングスイングアーム、フロントフォークにディスクブレーキ。
しかしそうなるとモンキーの艦載機としての美点を損なうかもしれない。数センチ、数キログラムの微妙な違いが、長期間にわたる空母ハイエース車中泊生活では居住性の大きな差になってくるのだ。
ただ、こればっかりは実際に積んでみて、走ってみて、いっしょに暮らしてみないことには分からない。とはいっても多額の予算をかけてカスタムモンキーを作ったあとに、やっぱオリジナルの方がよかったなんてことになる可能性もなきにしもあらず。
そんなとき、このKSR PROの中古と出会った。モンキーそっくりさんの110cc横置きエンジン、クラッチつき4速ミッション、12インチながら100/90の細いタイヤ(人気のホンダ社製GROMは120幅)と100kgを切る軽量さがもたらす手軽なとりまわし、スタビライザーつきスイングアーム、セルスターターに加えてキックまで標準装備。艦載用カスタムモンキーとして僕が理想とする要素を備えていた。

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いきなり実戦投入。

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空母ハイエースに積載した状態でも居住性はしっかり確保できた。知多半島能登半島の二度の遠征で射出距離400kmほど、艦載距離では2000km以上を走ったが、積み降ろしも気軽にできて幹線道でもクルマの流れにのることに問題もなく良好な結果である。
ネックといえばキャブ車のため車内にガソリン臭が漂うときがあること。
走行性能においてまったく不満はないものの、艦載機としてはもうひとまわり小さい方がありがたい。ガソリン臭も含め、数日間、雨で車内にこもらなければならないようなシチュエーションでは12インチ車を積んだまま生活するのは息苦しい。やはり行き着く先はカスタムモンキーかな、という気がしている。

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思わぬ誤算。

12インチ車の良い点、悪い点が分かったので、おいおいKSR PROは下取りに出す前提で理想型を求めてじっくりとカスタムモンキー導入の準備を進めようとしたのだが、妻がKSR PROを気に入ってしまい、すぐ手放すわけにはいかなくなってしまった。

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GIVI社製TREKKER OUTBACKの搭載。

2016-02-12
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中古で買ったときからKJIMA社製の専用ラックとモノロック汎用ベースがついていたので、取り付け方法についてはほぼ同様となるモノキー汎用ベースは問題なく装着できた。ただこのベースに合わせるTREKKER OUTBACK 42リットルは前後長が長く重量もあるため、モノロックベースのときよりもやや前方に取り付け、マスの集中をはかった。
それでもラックの指定最大荷重3kgを倍以上越えているため、負荷が大きく、取り付けネジにガタがきて緩みやすくなった。破断が心配されるため、強度があり締め付けもしっかりできるM6のステンキャップボルトに交換。

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今のところ、なんとか運用しているが、しばらくは細心の注意を払って緩み等が出ないか見守っているところである。
(上写真:元のボルト、下写真:交換後のボルト)

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その後、やはり重量オーバーによる不安は取り除かれず、元の軽量樹脂製ボックスにもどした。

 

リヤブロックタイヤとノーマルミラー。

2016-07-03 走行2,600km。
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2016年の春から夏にかけてKSR PROの後継機にあたるZ125や、ライバル機である新型グロムも国内販売が開始された。買い替え案もちらとよぎったが、妻子の要望でKSRを続投することになった。
乗り続けると決めた以上、カイゼン活動にとりかかる。
まずは中古購入時からついていた小型ミラーをはずし、新たに買った純正新品ミラーに交換。妻子にもたいへん評判がよい。
また、性能的にはけっして評判の悪くない純正IRCオンロードタイヤだが、標準では前後輪が同じタイヤが装着され、リヤに関しては見た目が細すぎてさびしい。KSRに乗るようになった娘の荒い運転のせいもあって、わずか2000kmでリヤ側のスリップサインが出た。
オフロード走行もすることからブロックタイヤを検討していたところ、ピレリ社から出ているSL60というトレールタイヤがよさそうに思った。サイズはラインナップの関係で強制的に120/80/12TLとなり、これは純正タイヤより2cm太い。
装着に関してはチェーンケースとの干渉が心配されたものの、わずか2mmほどすきまでぎりぎり回避。とはいっても静止時の話なので、今後の運用の中で干渉が確認されるようであればチェーンケースを取っ払うしかないだろう。
操安性の方も、少し落ち着きが出て悪い方向にはなっていないと思った。

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フロントの方も見たところではクリアランス的にリヤと同じトレールタイヤを入れても問題なさそうだが、さすがに操安性への影響は大きいだろう。KSRの軽快感を犠牲にはしたくないので、ダートトラックタイヤとなるがフロントにはダンロップK180を検討している。パターンは左右非対称でコーナリング時に右と左で違うというような声も聞かれるが、100/90-12TLという純正タイヤと同じサイズがラインナップされているのがうれしい。

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