カイゼン生活

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定番中定番の電気ケトル(ティファール社製)

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魔法瓶構造をもつ本体で保温するという従来の常識をくつがえし、使うときに必要な分だけ沸かすという、いわばヤカン本来の機能に先祖がえりした定番電気ケトル。2010年2月の導入から毎日、5回以上は使ってきた。他社製も使ってみたが、これがいちばん使いやすかった。
不満点はたった2つ。
コーヒーなど細く湯を注ぎたいときに、ぼたぼたっとなってしまうことと、本体が熱くなったまま追加で湯を注ごうとすると、ゆるくなったフタが閉じてしまうこと。
7年も安定運用できた優秀な製品だが、注ぎ口など樹脂部分が熱による劣化で、粉みたいになって小さく崩れてきた。

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右の旧型の注ぎ口が劣化して崩れているのが分かる。左の新型は注ぎ口にリブが追加された。これによって細く注ぐことも可能になり、液だれも解消された

後継機種は、ほとんど同じ外観ながら「プラス」の名が加えられている。ロングセラーの微々たるマイナーチェンジは、この商品の完成度を物語る。
少し割高になるがメタリックカラーバージョンが発売されていたので、そちらを選んでみた。金属を外装に巻いているのかと思ったが、樹脂だった。ただ質感が高く、ぱっと見はレトロな金属ポットに見えるのがうれしい。
旧型の二つの欠点もみごと、解決されていた。さすが定番。
新型の唯一の欠点は、加熱ランプが見えにくくなったこと。暗い場所でもない限り、ついているのか消えているのか分からない。むしろ旧型の方がよく見えた。意味もなく改悪するとは考えにくいので、安全上の理由でランプを奥に引っ込めたということだろうか。

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フタの開閉は旧型より重くなったが、熱くなったときに勝手に閉じる欠点は改善されている。

電気ケトル 0.8L アプレシア プラス コンパクトモデル メタリック