カイゼン生活

日常的非常事態サバイバンライフ

プロ愛用率トップのスリーピングマットと座布団(サーマレスト社製Zライト)

f:id:cippillo:20180702120802j:plain

サーマレスト社といえば、プロのアルピニストやウルトラトレイルランナーから絶大な支持を得ているスリーピングマット界(?)の老舗中の老舗。
同社の誇る自動膨張式のラグジュアリーカテゴリーのマットを長年、愛用しているが、さすが最高峰のなかの最高峰だけあって王妃の寝床のような寝心地は経年変化に負けることもなく、また、一度もパンクすることもなく今も主力を張ってくれている。
そんなサーマレスト社が、シンプルさを極めたクローズドセルタイプで革新的なマットをリリースしたのが「Zライト」。
超軽量、コンパクトで、しかもパンクなし。水濡れ汚れもまったく気にならず、展開・収納も数秒、という無敵のアルパインスタイルのマット。最新モデルの「Zライト ソル」では裏面にアルミ蒸着を施し、保温性と耐久性をアップさせたという。

f:id:cippillo:20180702120805j:plainf:id:cippillo:20180702120804j:plain
据え付けのゴムバンドでコンパクトにまとめることができる。

見た目は、反発性のあるスポンジでできた卵パックを、アコーディオンのように折りたたむ、といったイメージ。多くのプロが愛用しているだけに間違いないモノだとは思うが、クローズドセルタイプは使ったことがないし、実物を触ったことがなかったので、お試しに買うには高すぎて手が出なかった。
しばらくたってから、通販のレコメンドでうれしい発見。Zライトの特長をそのままに、面積だけ小さくした座布団サイズが2千円ちょっとで販売されているではないか。ああ、やっとZライトの世界観に触れることができると、大喜びで導入。

f:id:cippillo:20180702120801j:plainf:id:cippillo:20180702120800j:plain

いちばんいいと思ったのは、布製と違って、濡れている場所や、湿った土の上にじかに置いても、あとで水で洗い流せて一拭きで乾いてくれるので、何も気にせずガンガン使える点。
たたむときは、卵の凸と凹がぴったり噛み合って小さくなる。まさに最強のアウトドアざぶとんだ。
気になるところといえば、軽すぎて、ちょっとした風で飛んでいってしまいそうな点。釣りで使うときなど、腰を上げて一陣の風が吹けば、水面をささーっとどこまでも遠ざかっていきそうだ。
ただ、収納時の結束用のゴムひもがついているので、なるべくこのヒモをどこかに引っかけるようにしているので、今のところ飛ばされたことはない。
もう迷うことはない。一抹の不安もなく、憧れのZライト・スリーピングマットを導入しよう。
最後にひとつだけ気になる点といえば、折り目部分の耐久性だが、こればかりは長く使ってみないとなんともいえない。スリーピングマットの方も含めて、後日レポートしたい。

裏面に断熱材を使用して地面に熱を奪われるのを防ぎ、保温性の高いプレミアムモデルの「ソル」は、マットだけでなく座布団でもラインナップ。ノーマル版よりちょっと高い。


f:id:cippillo:20180706113451j:plainf:id:cippillo:20180706113450j:plain

スリーピングマットは熱帯夜の移動式寝床やヨガマットとしても活躍。

スリーピングマットは落ち着いた色合いのブラウンを導入。
使用期間はまだ1ヶ月とたっていないが、熱帯夜がつづく最近では布団だと暑くて眠れないときに、風通しのいい廊下にZライトを敷いて寝たりしている。
ただ、体があたっている部分は思ったより熱がこもるので、うわ〜涼しい〜、という感じではなかった。
汗をかいても染みになったりする心配はなさそうなので、いつしかこのマット、リビングルームに定位置を獲得し、筋トレやストレッチマットとしても活躍している。こう毎日、使っていると、やはり耐久性が気になるところだが、これについてはまた、あらためてレポートしたい。
それと、座布団と違って結束バンドがついていないので、収納時はとりあえず自転車用のズボンの裾止めバンドを二本つなげて結束しているが、専用の収納袋(スタッフサック)は別売りで販売もされている。