カイゼン生活

小さなイラっをカイゼンすれば日々是好日。

モバイルなビデオ三脚(マンフロット社製befree live&befree アドバンス)

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原付二種のボックスにもすっぽり入った。全長はわずか40cmほど。

必要最小限の起動性に絞ったビデオ三脚。

もちろん多くを望んではいけない。
安定を究極の目的とする三脚というモノの宿命で、軽くて小さいということは基本的にネガティブ要素になってしまう。
それでも、比較的なめらかなパンやチルトをもたらすオイルフルードのビデオ雲台と、水平出しを手早く行えるレベリング機構の両者を備えながら、重量1.8kg、収納寸法40cmという、目を疑う(というより実物を手にするまで信じていなかった)スペックをもったマンフロット社製befree live。
ただ、ただ、そのモバイル性に打たれた。
正直な話、いまどきの動画撮影機材は手ブレ補正がすごいだけに、しょぼい三脚なら不要と思っていた。
手持ちの方が身軽で手早いし、パンやチルトでカクカクっとなることもない。人間三脚となるべく日々のトレーニングで体幹を鍛え、手ブレ補正の癖を熟知して不自然な挙動を抑えられるようになれば、そこんじょそこらのビデオ三脚を使うより、よかったりする。
しかし、人間三脚はやはり疲れる。気合がいる。まったく気が抜けない。肉体も精神も。体幹に意識が集中して、ピントや音声にまで神経がまわらない。
平地ならまだいいが、ハードな登山時に足もとが覚束ないような状況では、人間三脚、ちょっと自信がない。
1.8kg、40cmなら、オートバイにも積載できるし、公共交通機関移動時にもふつうのダッフルバッグにしのばせられる。山岳行軍でもぎりぎり携行できるか範囲かと踏んで、パンやチルトのなめらかさなどにはもとより期待せず、固定でノホホンとできればとの思いで2018年1月に導入した。


パン、チルトはまずまず。安定性もそこそこ。水平出し機構は最高!

使用して1年弱。じつは下記に記している欠点をみごとにカイゼンしたのが伺える新型が発売されていた。なのでこの記事は旧モデルということになってしまった。ロングタームインプレッションの悲しいところではあるが、読んでいただければ新モデルでカイゼンされた部分も分かると思う。
軽量で足も細いので安定性はそこそこ。強い風だと揺れるので低いアングルにするようにしている。
オイルフルードということだが、パンはまずまず、チルトはやや苦しいというところは、マンフロットの低価格オイルフルード雲台と同等レベル。逆にいえばコンパクトな分、優秀といえる。
三本の足をすぼませる方向でなく、逆に開脚を越えて反対側にたたんでしまうことでレベリング機構の長さを相殺してしまおうという特許モノのアイデアは秀逸だ。
ただし足の開脚角度を変更するレバーに指があたって何かとすぐロック位置がズレてしまうのが難点。こればかりは何ヶ月使っても同じことをやってしまう。ロックにもう少しコシを持たせるとか、レバー形状を見直すなど対策がほしい。
足の伸縮のロックレバーの方は、さすがに四段なので煩雑。ひとつひとつのレバーは細身だが節度あるコシがあって悪くないが、なんせ小さいので圧がかかり、一日触っていると手荒れする。
この点も新モデルでは回転式になってカイゼンされているようだ。素晴らしい!
秀逸なのは水平出しに使うレベリング機構。もうこれだけでこの商品は買ってみる価値があるといっていいほど。このコンパクトさでここまで快適に使えれば文句なしではないだろうか。
使い方としてはクルマの中に常備している。三脚が必要な状況では通常はザハトラー社製の堅牢なものを使うが、いつも持って行くわけではない。いざというとき常備しているビデオ三脚があるというのは安心だ。
また、登山を伴う撮影の場合など、やはりbefreeのモバイル性はありがたい。電車移動での都内撮影でも負担が小さい。
45リットル程度のふつうの大きさのダッフルバッグにも入る大きさなので、大げさに三脚を持って行くのが憚られるときにも重宝している。
ということで、新モデル、やはり欲しくなってしまうが、私の使用スタイルでは稼働率は月1回ぐらいなので、旧モデルのままでしばらく運用していこうと思う。


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池の撮影が多いが、いちばん高くした状態の150cmはフェンスをぎりぎり越える


撮影実例

動画の最初のカットでのパンはbefree liveを使用してのもの。
シルクのような滑らかさとはいかないが、そこそこの滑らかさは得られているように思う。



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2004年に導入したオートバイGL1800はマンフロット社製三脚がリヤトランクにすっぽり入ることが決め手だった。そういえば2018年はGLもついにフルモデルチェンジ。