カイゼン生活

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スノーピークの最高傑作「銀閣」を使い倒す(1)

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憧れていたのは、あの銀色の台。

小学生のころから、へらぶな釣りに憧れていた。
九州の小学生を惹きつけたのは、釣りおじさんがすわっている水上の楼閣のような金属の台。
どんな不安定な場所でも、まるで小さな自分の城のような静寂と落ち着きがそこにある。
四十を過ぎてこの釣りをするようになって驚いたのは、「釣り台」と呼ばれるこの金属製の台の老舗中の老舗ブランド「銀閣」を作っているのが、金属加工技術を生かし良質なアウトドア用品メーカーとして成功しているスノーピークであったということ。

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その名も「銀閣

水上に浮かぶ自分だけの楼閣。こじんまりと茶室のようなたたずまい。
そのワビサビの心、「銀閣」という名前もいい。
他社のライバル機種に「王座」があるが、質素な銀閣の心が私にはなじむ。
収納型のアウトドアテーブルとの大きな違いは、大量の釣り道具といっしょに人がひとりのっかって一日過ごすという目的の台だけに、堅牢性に対して徹底的な創意工夫と品質管理がなされていることだろう。
銀閣の破損は、水中への転落を意味するだけに、耐荷重性と耐久性は一般のアウトドアテーブルとは別格である。

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釣りだけではもったいない。

現在、ハイエースにはフルサイズのロングセラー商品「スーパー銀閣」と超小型で現在廃番と「プロミニ銀閣」の2台を常時積載しているが、釣りだけではもったいない。
とはいってもスーパー銀閣はオプション品を装備していることもあり総重量は7kg。ちょっと手軽に、という感じではないのが現実。出すのにも、かなり気合がいる。
プロミニ銀閣の方は、3kg程度でスポーツバッグにも入る軽量コンパクトさは素晴らしいが、足の長さの調整幅が狭いので、ちゃぶ台ならともかく、テーブルへの応用はいまいち。
足の長さの調整幅が広く、かつ3kg台を保ち、セカンドシート下のデッドスペースにもぎりぎり入る「ミニ銀閣」シリーズ(スーパー銀閣はもうちょっとのところで入らない)の新規導入も検討しつつ、現在のスーパー銀閣の常時積載体制も見直し、大好きな銀閣をアウトドアや生活にあれこれ応用してみようと考えた次第である。

銀閣シリーズのサイズ検証

常時積載しているアイリスRVボックスとの相関関係におけるサイズ比較。常時積載ではないものの遠征時は「ちゃぶ台」も最近の定番である。
絵ではミニ銀閣3(2も同サイズ)を想定。

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「ミニ銀閣」は現在、4タイプが販売されている。
足の取り付け方がクリップ式と差し込み式で2タイプ。
折りたたみも縦の二つ折りと横の二つ折りで2タイプ。
この2タイプは大きく性質が異なるので、同じ「ミニ銀閣」とは思わない方がよい。
足がミリ単位で調節でき、かつ70cmほどまで伸ばせてテーブル的な使用ができそうなのは「クリップ式」のミニ銀閣2とミニ銀閣3。ただし縦に二つ折りなので収納サイズの最大辺は70cmとコンパクトとはいいがたい。
一方、コンパクトさが強みなのがミニ銀閣とミニ銀閣5。収納サイズの最大辺は30cm程度ながら、足の調節幅が狭く、他用途への応用にはむかないような印象である。
以上の検討により、クリップタイプのミニ銀閣2かミニ銀閣3が車載常備用として有望である。


 

2021年、ハイエースに常設

ハイエースの車内テーブルとして常設してみたら、これが便利。

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