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王室御用達の水彩絵具、のポケット廉価版(ウィンザー&ニュートン)

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クレタケ社のフィス。
学生のときに学内の生協文具売場で見てひと目惚れ。ずいぶんあとになってからフラッシュバック買い。
12色の顔彩、筆、鉛筆、練り消し、海綿、水ボトル、パレットがオールインワン。手のひらにしっくりくる大きさ。
すごいのは10年たった現在でも入手可能。しかも一色から追加で顔料をアマゾンでちゃんと買える!
10年前のと今のでは、筆の品質が変わった。ちょっとしょぼくなった感じだけど、その程度。

呉竹 フィス透明水彩ボックスKG3​01-3


しかしこのクレタケ水彩ボックスも、経年変化でプラスティックケースのヒンジ部分が壊れた。
ステップアップをめざすのにぴったりの商品あり。
フィスとまったく同じコンセプト・サイズ感でイギリス製の王室御用達最高級版。
構成はほぼ同じで値段は4倍?

これ、発色がハンパじゃないらしい。欲しいけど、畏れ多くて、まだ買えない。
同じ会社が作っている廉価版の「コットマン」ブランドの12色ポケットサイズを買った。

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クレタケ・フィスみたいにオールインワンではないけど、現代では水筆という便利なグッズもあるので問題なし。

工夫もなくて地味だけど、発色は鮮やか!

箱を開けて、ぱっと見た目はちょっと色が沈んだ感じ。
クレタケの顔彩と同じサイズながら、ひっくり返すとぱらりと落ちる。クレタケはひとつの色箱がちゃんとボックスに固定されるようになっているし、やはり日本メーカーのホルベイン社のものはマグネットで止まるそうだ。日本の製品ってやっぱり使いやすいよね、というか、英国王室は細かいことは気にしない、ということか。
それでも、色を塗ってみてびっくり。水筆で軽く触れるだけでさっと溶け出し、白い紙に筆を落とすと、ぱあっとアンダルシアの陽射しを思わせる強く鮮やかな発色。行ったことないけどアンダルシア。
廉価版でこれなら、専門家用の方はいったいどんな・・。
しかしどうも日本の風景を描くには発色がよすぎるというか、ノリがよすぎるというか。湿潤な日本の風土を描くには日本の絵具の方がしっくりくる気も。レンガやオレンジの屋根、土壁といった乾いた感じの風物にはよさそうな感じ。

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とはいってもあくまで廉価版なので、専門家用を使ってみないことには王室御用達の片鱗には触れられない。

ラインナップは充実

ウィンザー&ニュートンのトラベラー水彩セットはラインナップが充実していて、8色から16色までいろいろなタイプがあるので、とにかく迷う。


オールインワンの豪華タイプ。ちょっと高いけど、これはすごい。


スマホのようなスタイリッシュなケースが印象的な8色タイプ。この大きさでなんと筆も収納。


なんだかんだいって、14〜16色ぐらいの定番タイプが意外に使いかってがよかったりする。