大木製作所の大ファンである。
2019年にクリスマスに自分用に導入。長年、欲しかった〜。
な、なんと30年も販売されているロングセラー商品。メイドイン練馬。
どのぐらいファンなのかというと、同社製の逸品、ステンレスのピンチ(いわゆる洗濯ばさみ)を買い足していたときに、微妙な仕様変更に気づくぐらいに五感で愛している。
煮炊き・炊飯にロングセラーの信頼
用途は車内での湯沸かし用。おもにカップラーメンとしじみの味噌汁、乾燥ワカメ入りで。
カップラーメン量の湯を作るのに10分ぐらい。単に湯を湧かすだけならカセットコンロの方が早いが、キャンプ場以外では車内でやるしかなく、狭い車内ではちょっと怖い。
その点、アルポットであれば、火は容器の中で燃えているだけなので、特に熱くもないし、換気とひっくり返らないようにさえ気を付ければ、車内でもじゅうぶん使えた。
遠征先で燃料調達が簡単なのも購入の理由。薬局、ドラッグストアで買えるので、全国、どの町に行っても、たいてい薬局はあるので安心。防災用としても心強い。
JAFやDAIWAでOEM版の別カラーモデルも
ロングセラー商品は大手メーカーだって売りたいと思うもの。
ダイワといえば、スノーピーク社の製品をOEM供給を受けて販売しているが、大木製作所のアルポットもダイワブランドで販売。
カラーは赤で、ダイワのロゴ入り。こっちも欲しい!!
さらにはJAF版のOEM商品では、ステンレスの銀ピカモデルが!! こちらはちょっと軽量という噂もあるが、ステンレスなら重いのでは? とも思うが、見た目がこれはこれでいい。やっぱりそっちも欲しい。
罪深き大木製作所。
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アルポットで、ご飯を炊いてみた
アルポットのアルミ内鍋には炊飯用の目盛りが1号と2号、米と水の両方で刻印されているので、計量器具はいっさい必要なし。
沸騰するまでは内ブタを閉めよと書いてあるが、沸騰してからは内ブタを開けて状態をのぞく必要がある。というのも火力調整ができず、じつに原始的な手法で火をつけるか消すかするしかないので、目でしっかり状態を見ることが美味しく炊けるかの勝負なのである。
炊飯といえば圧力をかける必要があるかと思っていたが、そんなことないんですね。
アルコール燃料の気になる補充と消耗
一度、満タンにすれば数回の煮炊きはできる。
私の場合は二、三回使うごとに補充しているので、何回ぐらい無給油で使えるのか試したことはないが、燃料が少なくなると火が弱くなるのと、いざというときの防災グッズとして、なるべく満タンを保つようにしている。
芯の方は数十回使った段階では、特に短かくなった感じもしないので、けっこう持ちはよさそう。
燃料補充は簡単。キャップを開けてランプ部にアルコール燃料を注ぐだけ。アルコール燃料は全国の薬局、ドラッグストアで売っているので、遠征先でも手に入りやすいところも気に入っている。
「燃料用アルコールください」といえば、店員さんが案内してくれる。
購入した容器のままでは、補充の際にこぼれやすく、やりにくい。
専用の漏斗などもあるが、私はすぐにtrangia(トランギア)ブランドのフューエルボトルに移し替えている。
これなら補充の際に漏斗も必要なく、ひねって押すだけで必要量を注げ最高に使いやすい。セーフティーバルブは赤いつまみをひねるだけで、横にしてもこれまでこぼれたこともない。この堅牢性のおかげで保管も安心。
トランギアはシンプルなアルコールバーナーの老舗なので、さすがといった感じ。
ただ一点、注ぐ前に何もないところに向かって試し押しをした方がいいかも。中の気圧によって、少量だが吹き出すこともあった。
トランギアボトルは3つのサイズ、オリーブとレッドの2カラーがラインナップされているが、補充用アルコール燃料は500mlサイズで売られていることが多いので、多少残った状態で新しい500mlを入れきるために1リットルタイプを使っている。
部品ひとつから、十年先も手に入る?(部品リスト)
これがロングセラー長寿商品の強み!!
ほんと、小さな部品ひとつから手に入りますね。
ランプのガラス芯は2年ほどはもつという話ですが、消耗品ではあるのでいくつか買い置きしておいてもよさそう。
それにしても、内ブタから燃料用ボトル、収納袋まで、徹底して一つから買えるようになってるんですね。このあたり、愛してやまないマキタ社製の業務用掃除機と似ていて萌えポイント。