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カイゼン生活

小さなイラっをカイゼンすれば日々是好日。

究極の実用オートバイ? ホンダ社製ベンリィ110

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【更新履歴】

  • PCXに乗り替え(2016/9/9)
  • リヤボックスとフロントキャリアを追加(2016/1/9)
  • バックレストを追加。(2015/11/12)
  • 1年経過インプレ追加(2014/6/28)
  • 初出(2013/6/18)

「自転車よりも便利」とネーミングで謳った「ベンリィ」が1953年に発売されてから60年。
まさに還暦を迎えようというこのオートバイの歴史上、最大の転換点となったのが2011年。
国内生産から中国生産に切り替えたスクーター型ビジネスバイクとして生まれ変わった。
当初はこれはベンリィではないと批判的な見方も多かったが、実用車としての回答がここにある。
スーパーカブ系ビジネスバイクの独壇場だった新聞配達、郵便配達においても、徐々にベンリィのようなタイプの実用スクーターに切り替わっている。

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原付二種のベンリィ110が発売されたのが2012年。
かねてより「いつかはスーパーカブ」との思いを抱きつづけてきたのだが、真っ赤な郵便配達仕様のベンリィ(ヤマハのライバル車の方だったかもしれない)を交差点で見かけてからというもの、ホンモノの実用車としてのベンリィの存在感がいっきょに高まった。こうして茶色のベンリィの中古車を探してはじめた。
しかしそこは実用車。なかなか中古が出てこない。
新車と値段もそれほど変わらないが、原付二種の慣らし運転はもう二度とやりたくないし、そもそも実用車たるもの、ちょっとヤレてる方がカッコいい。ぴかぴかの新品をわざと泥だらけにするのもなんだし、そうなると中古指名となるわけである。

やっと見つけたのが2013年6月。走行660km。
ほとんど新車のようなきれいさ。もっとボロくてよかったんだけど、なかなか近場で中古が出てこないし、レッドバロン小田原も閉店してしまったし、購入に踏みきった。

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のりだした瞬間の印象。

お、遅い!

いくらなんでも、こんなに遅いと思わなかった。ちょっとショック。
登り坂(※)だと全開にしても時速50km/hに届かない。(※勾配7%以上)

125ccの大ぶりのスクーターでも、そこまで登坂性能で不満に思ったことはなかったし、KLX125なんかだと速度がですぎてこわいぐらいだ。
同じ原付二種で、ここまで違うというのは想定外。
最初、壊れてるのかと思ったが、他の人のインプレを見ても、そんなものらしい。

このまったりとした加速。
しかし、意外に交通の流れをリードできる。
なんでだろうと思ったら、ゼロスタートの初期加速が意外に速いのだ。
まったりした味付けなので加速感を感じないが、実際には車列からひとつ飛び出すぐらいの加速力はもっている。
ただ、そのあとの伸びはないので、バイパスのような流れの速い道だとパイロンになってしまう可能性はある。

峠道の上りに関しては、あきらめることだ。
箱根越えなどでは、クルマの流れに乗れないこともある。
あきらめて左に寄ってクルマをやりすごす。まあこれはこれで気楽なもの、と思うとしよう。KLXなんかだと、ついついがんばれてしまうから、目がいつも三角・・だから疲れる。

前後ドラムブレーキで、心配していた制動力も問題なし。スピードが出ない、ということもあるけど・・。

左ブレーキをかけると前後に配分してブレーキをかけてくれるというコンビブレーキも意外に優秀。下りの砂利道で強くブレーキをかけてみたが、前輪がロックするようなこともなかった。これなら雨の日なんかは左ブレーキだけで済みそうだ。後輪荷重のベンリィとコンビブレーキの相性は抜群といえる。

とりあえず市街地と峠道を中心に走行し、満タンから赤くマーキングされた燃料警告ゾーンにさしかかるところまで走ってみた。

給油したところ6.89リットル。燃料タンクはなんと10リットル。赤いゾーンでガソリン残量3リットルと覚えておけばよさそうだ。

走行距離は250km。
燃費は36.3km。

あまり平坦な場所は走っていないし、スロットルワークはほぼ、全開か全閉。
そんな使用状況での数値と考えれば、まあそんなところか、といった感じ。
残量警告ゾーンに入ってから、燃費走行してあげれば、問題なく100kmは走れるということである。

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ロングタームインプレッション(1年経過)

もう他のバイク乗れません。だめ人間になってしまいそうなほど便利である。


現在、いちばん気になる欠点は、長い上り坂で減速していくこと。次に長時間乗っていると腰が痛くなること。
腰の問題に関してはキタコ社からベンリィ専用設計の背もたれが発売されているので、かなり欲しい。夢のバトルツアラーに生まれ変わりそうな予感がする。

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ただ、これをつけてしまうと、でかい箱を後ろにつけたままタンデムもできるという利点がなくなるので、しばし経過観察。

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上の写真で分かるように70リットルの巨大ストッカーを載せても、じゅうぶんタンデムできるスペースがある。タンデムする際は、フロントシートとの座面の高低差をざぶとんで埋める。


 

空母ハイエースへの艦載機として。

ハイエースにベンリィを積んでの遠征練習も何度か敢行。ラダーレールは軽量コンパクトなタイプでは腹をすってしまうので、湾曲ロングタイプを導入した。

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目下の夢は、離島のベンリィ旅。
どこか遠くの港までハイエースに積んでいき、そこからベンリィ射出。クルマのフェリー運賃は馬鹿高いが原付二種ならお得。離島の狭い道もベンリィなら風景に溶けこみながら走ってくれるだろう。

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それと、さいきん気づいたこと。これ。

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パーキングブレーキ
こんなものがついていると知らなかったけど、これ便利。ほんと。
(2014年6月28日)


 

さらに1年以上たって気づいたこと。

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ベンリィに書類入れなるものがあるという。マジ!?
シートを開けるとプラスネジが一本。コインでもまわせる。プラスチックのふたを開けると、うわあ、けっこう広いぞこれ。書類のほか、簡単な工具とウエスぐらいは入る。2年以上も付き合っているのに、まだ発見があるとは。
(2015年10月30日)

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腰痛対策の決定打。

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やりました。バックレスト。オークションで未使用品が安く出ているのを見つけ、迷わずポチ。
最高。ニーグリップができないベンリィは尻でコントロールするしかなかったのに、今度は尻と腰の二点でぴたっとバンクも決まる。腰椎にすべてかかっていた上体の体重が腰と尻に分散。もたれかかることはできないが、腰を支える感じで、見た目以上に効果は大! 100km越えでも腰痛はかなり軽減した。
付随するグリップも位置がよく握りやすい。タンデムのときは後ろの箱をおろさないといけなくなったが、パッセンジャーもつかむところができてよさそう。バックレストのステー部を利用した新たなお便利アイデアもわいてきそうだ。
(2015年11月12日)

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2016年、アドベンチャースタイルへ。

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上の写真は2012年ごろだろうか、モーターショーにおけるコンセプトモデル。いいなと思った。このアドベンチャースタイルに近づけつつ、のほほんとしたノーマルの味わいを残すにはどうしたらよいかと、長年、検討をつづけた結果、GIVI社製のアルミトップケースと、KIJIMA社製のフロントキャリアを装着することにした。


トップケースはGIVI社製のフラッグシップ。専用ステーを必要とする大型車用なので、いかにベンリィが大積載バイクとはいえ専用ステーなど出ているはずがない。海外通販とオークションをウォッチすること1年・・汎用ベースなるものを購入。新品とはいえ1万円以上してしまった。
ベンリィは樹脂製のフラットな荷台スペースの後ろに、しっかりした金属ステーがついているので、なるべくフラットスペースを残すよう後方にオフセットして取り付け。

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kaizen.hatenablog.com


その結果がこんな感じ。
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バックレストでフラット積載スペース前部を食っているにもかかわらず、へらぶな用の低反発ざぶとんが、ぴったり入った。これでタンデムもばっちり。
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しかしながら、ボックスが後ろにいきすぎていて、ちょっと間延びした感じがしたのと、ハイエースに艦載したときにちょっとつっかえる。それは艦載時はボックスをはずせばいいのでたいした問題ではないけど、ベンリィのかわいらしさを犠牲にするわけにはいかないので、ボックスのセット位置をもう少し前にすることにした。
その結果がこれ。

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タンデムがちょっときつくなったけど、バランスとしてはよくなったんじゃないでしょうか。このときいっしょにフロントキャリアも付けました。
まったりアドベンチャースタイル、妻子にはおしゃれとなかなか好評。商用感と投げやり感ただようベランダストッカー仕様も捨てがたいのですが、娘も二輪免許をとったので新しい時代にベンリィも進化です。

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フロントキャリアは見た目重視でつけたけど、活用するならどんな可能性があるのか、画像合成でシミュレーション。ボックスはGIVI社製、バッグの方は自転車用品のオーストリッチのロングセラーモデル。フロントバッグは2種類のデザインが発売されている。サドルバッグの方もなかなか捨てがたい。
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OSTRICH(オーストリッチ) フロントバッグ F-104 グリーン

OSTRICH(オーストリッチ) フロントバッグ F-104 グリーン

OSTRICH(オーストリッチ) フロントバッグ F-106 グリーン

OSTRICH(オーストリッチ) フロントバッグ F-106 グリーン

OSTRICH(オーストリッチ) サドルバッグ S-2 グリーン

OSTRICH(オーストリッチ) サドルバッグ S-2 グリーン


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ベンリィより便利なPCXへ。

2016年9月、ホンダの世界戦略車として全世界で定番バイクとなっているPCXに乗り替えのため、泣く泣くベンリィを手放した。
究極の実用性を追求した結果、自分の用途においてはPCXはベンリィを上まわる便利さとコストパフォーマンスを持っていた。