ワザありのコンパクト傘（キャラバン社・トラベルレインシェード、トレッカーレインシェード）

2014年6月初出。6本骨のトラベルレインシェードを導入。
2016年9月、8本骨のトレッカーレインシェードを追加。

三段折りたたみ傘は、これまではスノーピーク社製のコンパクト傘を２本導入し、おもに妻と私が使っていた。色が好きじゃないのか、娘が持っていくのを見たことはなかったが、この傘は軽量コンパクトかつスノーピークブランドの安心感で長らくわが家では不動の位置にあったものだ。
わずか150ｇで、堅牢とまではいえないが比較的しっかりした８本骨。ベージュとグレーの二色があり、アウトドア好みの渋い色とスノーピークロゴ。

スノーピーク(snow peak) アンブレラUL UG135GY

スノーピーク(snow peak) アンブレラUL UG135BG

そのうち２本のうちの１本が壊れた。永久保証が有名なスノーピークだが、どうも傘までは対応してもらえないらしい。サポートの評判も微妙だったので、他社の傘を探してみることにした。熱烈な顧客も、小さなことで離れるきっかけがある。

スノーピーク愛用者の移籍率ナンバーワンの傘が！

スノーピークの傘を愛用していた人が乗り替える傘であればかなり安心であろうと導入したのが、キャラバン社の三段折りたたみ傘。
スノーピークより２本親骨が少ない６本骨の「トラベルレインシェード」が165g。同数の８本骨タイプの「トレッカーレインシェード」が255gと、スノーピークよりひとまわり重い。
EVAハードケースが付属する。
この傘の最大の魅力は、傘の骨の展開・収納がイッパツで決まることに尽きる。
スノーピークをはじめ、通常は親骨を一本一本ぱきぱきと伸ばしたり、折ったりする必要があるが、キャラバン社のは手を濡らさずにしゃきっと決まる。
また握り部分もしっとりとした大きめの材質で、プラスチッキーなスノーピークよりも安定感がある。
ポップなカラー展開も女性陣には好評。ただ付属のEVAケースは誰も持っていかない。
以下、妻からのメール。

この傘、はっ水能力がすごくて一回降ったらほとんど水とれるわ！
あとはしまうのが簡単。これが素晴らしい。手が濡れないで簡単にしまえる。
一つ時間かかったのが、開ける時、傘を開くこと自体は簡単なんだけど、上まで押し上げてカチッと固定させるのに割と力が入ります。女子供には。
だけど、使いやすさと、しまいやすや、はっ水機能、デザインの点でスノーピークよりは優れてます(*^^*)

(キャラバン)Caravan トラベルレインシェード_III 0109406 670 ネイビー F

８本骨のトレッカーレインシェードを追加導入。

とはいっても、しばらくすると妻が持って行く傘はスノーピークに戻っていた。訊くと、濡れてもかまわないので、やはりできるだけ小さく、軽い方がいいのだという。
そんなスノーピークの二号機も骨の先端部が折れてしまった。妻用に三号機を導入したが、いつしか娘がキャラバン社製品の方の愛用者となっていたので、同社の「トレッカーレインシェード」を導入してみた。

左はトラベルレインシェード。右はトレッカーレインシェード。骨の数の違いのほか、傘自体もひとまわり大きい。

メインの支柱もひとまわり太く剛性感がある。円柱状の樹脂製の持ち手もやはりひとまわり大きい。当然ながら少し重くなっているが、持った感じは角がとれたラウンド状の大めの持ち手のおかげで、しっくりくる。

たたんだ状態でもひとまわり大きい。EVA製ケースもそれに合わせてひとまわり大きくなっている。

ひとまわり大きいといっても、小さなハンドバッグでもない限り、違いはそれほど気にならなさそうだ。
むしろ雨から身を守る大きさと、強風にも耐える剛性という傘本来の性能を考えると、８本骨のトレッカーレインシェードは頼りがいがある。携行性にすぐれるトラベルレインシェードと、今後、どちらが活躍していくのか、やはりこれは長い時間使ってみないと分からない。
カラーはトレッカー、トラベルともに四色展開。
（2016年9月）

(キャラバン)Caravan トレッカーレインシェード_III 0109405 670 ネイビー F