やっぱりアドベンチャースタイルは捨てがたい。
アドベンチャースタイルのリヤボックスの最高峰、GIVI社製のTREKKER OUTBACKの42リットルを愛用してきた。
フラットな天面の上にネットで物を積載できること、カラビナでワンタッチでタンデムシート上に安定してバッグなどを固定できるメリットは、一度味をしめてしまうと捨てがたい機能である。
GIVI(ジビ) バイクモノキートップケース(OBK42B) 容量42L ブラックライン TREKKER OUTBACK 91476
- 出版社/メーカー: GIVI(ジビ)
- 発売日: 2014/11/15
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GIVI(ジビ) バイクモノキートップケース(OBK58A) 容量58L アルミ TREKKER OUTBACK 91473
- 出版社/メーカー: GIVI(ジビ)
- 発売日: 2014/09/30
- メディア: Automotive
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Dトラッカー125の導入に合わせて装着してみたが、ベースとケース合わせて7kgを越えるから、貧弱な純正リヤステーにはちょっと怖いものがある。
そんなとき、樹脂の軽量さとアドベンチャースタイルを兼ね備えた角形のトップケースが発売されたことを知った。
もともと角形ボックスとして売り出されていたものに、四ヶ所のネットフック、専用ネット、背もたれ、インナーマットを標準装備として「ADV」の名を冠して商品化されたものだ。
これぞ待っていた理想形。E43ADV。
GIVI社の汎用ラインナップであるモノロックシリーズは、車種専用ステーやベースの購入が別途必要なモノキーシリーズと異なり、軽量で手軽な汎用ベースが付属している。ただ、E43では長年使われてきた汎用ベースが改良され、幅が広く安定性の高いものにリニューアルされている。古いタイプの汎用ベースには装着できないようだが、ベースもセットなので問題はない。
通常タイプとは装備品がプリセットされている以外に、赤い開閉ボタンが黒に変更されているという違いもある。
注目したのは、ボックス自体に握り手となるグリップが一体成形されていること。用途的にはずして持ち歩くシーンも少なからずあるため、握り手を持てばスーツケースのような感じで持ち運べることもありがたい。
GIVI(ジビ) リアボックス E43NML-ADV モノロック 95342
- 出版社/メーカー: GIVI(ジビ)
- 発売日: 2017/01/12
- メディア: Automotive
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旧型のE43ボックスをすでに買ってしまったという人でも、後付けでフック、ネット、マットをオプションとして購入することもできるが、バラバラにそろえるとけっこうな値段になる。デフォルトでバンドルされたADVが、いかにお得かが分かる。
GIVI(ジビ) リペアパーツ E125&NE43N アンカーネット 94988
- 出版社/メーカー: GIVI(ジビ)
- 発売日: 2017/02/05
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GIVI(ジビ) リペアパーツ PE43N E43用 インナーボトムマット 94990
- 出版社/メーカー: GIVI(ジビ)
- 発売日: 2017/02/05
- メディア: Automotive
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- 出版社/メーカー: GIVI(ジビ)
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GIVI(ジビ) リペアパーツ Z437G740 E43エンブレム 94991
- 出版社/メーカー: GIVI(ジビ)
- 発売日: 2017/02/05
- メディア: Automotive
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使用2ヶ月時点のカイゼン点。
理想的なリヤボックスを手にしたが、タンデムシートの上に積載するバッグ類をケース側にカラビナで簡単に装着できるTREKKER OUTBACKのようなギミックを実現できないかと考えた。
上の写真はPCX150とTREKKER OUTBACKを組み合わせた絶妙にうまくいった使用例だが、堅牢性に劣るE43ではこれほどの重量物やかさばるものを装着することまでは望むべくもない。ただ、軽いバッグなどをちょっと引っかけられれば、利便性は驚くほど向上することは間違いない。
ホームセンターで見繕った蝶ネジを、タンデムレストを止めている二本のボルトと交換し、ケースとレストではさむようなかっこうでビニールコーティングつきのステンレスワイヤーを通してみた。
一方、中敷きマットの方はかなりの厚みがあり、確かに荷物の保護性はいいのだが、容量がかなり圧迫されてしまうため、通常時ははずしてネットにはさむことにした。(のちに完全撤去)
上記のワイヤー方式は願っていたような積載安定性が得られなかったため、タンデム用バックレストをはずし、残った二つの穴を利用して丸型フックを装着してみた。
これも使ってみて、今ひとつしっくりこない。
その後、カヤック艤装用のフックを購入し装着。タンデム時はDリング部分を格納できるので、タンデムライダーの背中にあたることもなくなり良好である。
それにしても送料込みでこの値段でいいのだろうかという安さだったが、もともと重量物に耐えられるほどの強度は樹脂ケース側にも備わっていないので、負荷がかからない範囲での運用を考えているので問題ないだろう。ただしこの商品、ボルトは別途自分で用意する必要がある。
【ノーブランド品】 2個 ヘビーデューティ Dリング カヤック DIY アクセサリー ループ デッキ タイダウン
- 出版社/メーカー: 【ノーブランド品】
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トップケースのネットに納めているバッグは、通常時はケース内のインナーボックスとして使用している。というのも、E43ケースの唯一の欠点というか、ケース上蓋とボトムの受け側がほぼ同等の厚みになっているために、小物をぼこぼこと上に積み上げるような入れ方をすると、蓋を開けたとたんに崩れ落ちてしまうということが挙げられる。
これはトランクのように持ち手をつかんで手提げしたときにバランスが悪くならないよう、蓋の嵌合部にある持ち手を厚みのセンターに配置したために、このような構造になったのだろう。
他のGIVI社製のボックスの多くは、積載性を重視してケース下部が深く、蓋は浅い構造になっている。
E43の構造では、実用的な容量は半分の20リットル程度。しかも厚みのあるインナーマットを使うと実質容量はさらに減少する。
この問題点に対処するため、薄手のインナーバッグにウエスやカッパなどを緩衝材がわりに入れ、その上に小物類を積み上げらルようにし、ボックス上部の20リットルを有効に使えるようにした。
使用したバッグは、シートゥーサミットブランドのウルトラ軽量ダッフルバッグ。40リットルの容量を持ちながら、重量はわずか80グラム! たたんでしまえば手のひらにすっぽり納まる大きさ。
フレキシブルな生地なので、ケースの形状にスキマなくしっとり寄り添い、E43の容量を目一杯使えるようになった。
さらにフレキシブルなので、大量の荷物がある場合はケース上部のネットに納めてもしっとりまとまる。
さらにバッグ自体が超軽量なので、必要に応じてネットではなく新設したDリングフックにカラビナを通して装着することもできそうだが、カラビナを連結できるところが持ち手しかないので、あまりしっくりきていない。このへんは、同社のディパックタイプの方がいいかもしれないが、ディパックだと20リットルと容量が半減なので悩ましい。運用しながら、試行錯誤しているところである。
なお、E43ADVの商品名に付せられている「ADV」だが、私は勝手に「アドベンチャー」の略だと思って喜んでいたが、実際は「アドバンス」の略だそうである。
SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) ウルトラシルダッフルバッグ イエロー 1700204
- 出版社/メーカー: SEA TO SUMMIT(シートゥサミット)
- 発売日: 2011/05/13
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