カイゼン生活

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片手で手軽なお鍋感覚の圧力鍋(パール金属社製)

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使用しておよそ1年がたつ。
2017年のわが家の生活で、いちばんエポックメイキングな事件として生活史に刻まれる、というと大げさだが、それぐらいのインパクトがあった。
圧力鍋に関しては、もともとティファール社が老舗の圧力鍋メーカーのセブ社という名前だったころに結婚祝いでいただいたものを持っているのだけれど、両側に持ち手のあるでかい鍋だった。重いだけでなく、使用中に爆発するんじゃないかという音と威圧感があり、次第に使うのが億劫に。ティファール社に社名が変わるころには、すっかりシンク下いちばん奥のスペースにご本尊のように鎮座するだけの存在となっていた。
それがパール金属社製のコストパフォーマンス抜群のこの片手圧力鍋が来てからというもの、週に2〜4度の稼働状況である。
導入したのは2.5リットルのいちばん小さなタイプ。ガラス蓋、蒸し目皿、メッシュシートの付属した四点セット。これにレシピブックがついて5,000円ぐらい。海外製のは数万円することを考えると激安である。
導入するときに注意したのは、サイズ。
片手鍋の手軽さを損ねぬよう、いちばん小さいものにした。
つい欲張って大きめにしたくなるところを、ぐっとこらえた。重くて、億劫で使わなくなるぐらいだったら、ダメもとで、いちばん軽量なものにした。
これでも米なら4合は炊けるし、カレーも10皿分ぐらいの市販ルーでぎりぎり。
鍋の重さは1.6kgとあるが、実質上は1kgちょいで、残りは蓋の重さ。
蓋と鍋を合体させた状態で持ったり、取り出すシーンはほぼないので、1kgちょいというところが日常生活で実感する重さである。
何かを手軽に、というとき、1kg前後のラインというのは、ハンディ掃除機でもカメラであってもモバイルPCであっても重要なところで、このラインを大きく上まわると、とつぜん億劫風が吹きはじめる。
今回の圧力鍋はそういった意味で、ぎりぎりセーフ。結果、気軽に日常使いできている。

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1年使用後。特に傷みは見られない

最初は圧力蓋の嵌合にやや手間取るかもしれないが、しばらく使っていれば慣れる。ぴたっと一発で嵌合させたときの、シリコンパッキンのぬるっとした感触は、けっこう癖になる。
シリコンのパッキンがすぐ取り外しできるのも衛生上、とてもよい。このシリコンパッキンは1年使った今も、特に傷みは見られない。私が買ったときは四点セットだったが、今の新しい5点セットには、予備のシリコンパッキンも付属しているので盤石だ。
調理時間が短いので、カレーやシチューを作るのが、まったく億劫でなくなった。
この鍋が来るまで、ほとんど作ったことのなかったフロフキ大根が超ヘヴィルーティーンメニューになった。
作ったあとはガラス蓋をして、ふつうの鍋のように使える。

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軽いから洗うのも億劫ではない。
圧力パーツが、ぽんぽん簡単にはずれるところもよい。
品質が高く、圧力をかけているときに不安感もない。圧力を逃がす蒸気弁も高品質な樹脂製でマイルドな音。余計な威圧感もない。(加圧中の動画あり)

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圧力鍋なしの生活が想像できなくなるとは、2017年以前には考えられなかった。
もともとは海外製の高級片手圧力鍋が欲しくなり、どの大きさ、重さが自分にとってベストかを体験調査するための、いわばツナギのつもりで導入したものだが、これがあまりに気楽でしっかり使えているので、当分はこのままでいくことになりそうだ。
もうひとまわり大きいサイズも試してみたいなという気もするが、娘もまもなく成人するし、今後はこれ以上、大きな鍋も必要ないかもしれない。