故スティーブ・ジョブスはいつも同じ服を着ていた。黒のタートルネック。有名な話だが、ISSEY MIYAKEに数百着単位でオーダーしていたモノ。じつは細部に至るまでこだわりを貫いた逸品。市販もされているとのこと。
スティーブ・ジョブスさんのように何百着も同じモノを買うような豪快さは真似できないものの、僕も毎年1着ずつ買い足し、古いものから廃盤にしていく方式で同じモノを着続ける方である。
多いものでは7着目ぐらいだから5年以上は着続けていることになる。フェニックス(元はマーベルピークというブランド)のカーゴパンツタイプの機能性ボトムスだが、自分がたまたま気に入ったものがこういうふうにロングセラー商品になってくれることはラッキーな方で、流行に翻弄されるアパレルにおいては数年でなくなってしまうことの方が多い。
マウンテンハードウェアというブランドのモンキーマンとの出会いは、実物の半額セールだった。
モンキーマンの名称のとおり、長い毛足が特徴で、これに着るとロシアの漁師になったような気分になる。
一度、大汗をかいたときのこと。モンキーマンの毛足の一本一本に毛細管現象で浮き上がった何千もの水玉を見たとき、透湿性の高さを実感した。汗を外に出し、あたたかい空気は長い毛足にからめとって逃がさない。この服はミドルレイヤーとして使うと本領発揮で、パッカブルな超薄手のウィンドブレーカーを上にかさねただけでも、長い毛足がしっかりと空気を抱え込み、もうたまらんという暖かさ。氷点下の海上に出漁するときでも、この上に薄いカッパを一枚羽織るだけで寒さは感じない。
細部もよくできている。いたみやすい袖周りは長めにカットされ伸縮性の高いファブリックが使われている。
アウターとすれやすい首回り外側も同じファブリックが使われているが、首にあたる部分にはしっかりとふかふかの毛なみ。
1年間使ってみて、これがなくなる日のことを想像しただけで怖くなったので二着目の検討に入り、37%オフになったのを機にブラックを購入。ミズノだとLLサイズだが、モンキーマンはMでちょうどよかった。
二着目を買って思ったのは、一着目がちょっとゆるくなっていたこと。2シーズン目となる一着目は、ややもさっとゆるく着る感じだが、新品の方はややタイト。とはいってもノースフェイスの同タイプ製品ほどタイトではない。
最初はモンキーマンだが、長く着ているうちにゆるんできて、ゴリラーマンになってしまうようである。
来年もちゃんと販売してほしいものである。
モンキーマンには、フードなしとフード付きの2タイプがある。
(マウンテンハードウェア)Mountain HARD WEAR Monkey Man Jacket OM5381-F13 099 BLACK L
- 出版社/メーカー: Columbia(コロンビア)
- 発売日: 2013/08/26
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(マウンテンハードウェア)Mountain HARD WEAR Monkey Man Grid Jacket OM4784-F13 010 BLACK M
- 出版社/メーカー: Columbia(コロンビア)
- 発売日: 2013/08/26
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マウンテンハードウェア OM4784 Monkey Man Grid Jacket モンキーマングリッドジャケット 015 L【Mens】
- 出版社/メーカー: マウンテンハードウェア
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