カイゼン生活

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レーシングママチャリにDURAACE

わが家のレーシングママチャリにDURAACEをおごった。
細君が毎日、駅までの通勤に使っているとはいえ、これはれっきとしたレーサーである。
過去に箱根無着陸登坂を成し遂げ、ママチャリ耐久レース参戦にむけて、日々、甘やかすことなく風雨と戦ってきたママチャリも、年数がたってだいぶヤレてきた。
「ママチャリの美しさを損ねない」というママチャリ耐久レースの厳しいレギュレーションの範囲内で、これまで、前かごをステンレス製の堅牢なものに、サドルとハンドルグリップを茶色のものに交換し、ママチャリレーサーとしての美学に磨きをかけてきたが、今回はいよいよ駆動部に手を入れることになった。
といっても、カーボンクランクや、ディープリムホイールなどはママチャリの美観を損ねるから御法度である。
クランクを逆回しに回転させてみると、ごりごりと重い。これではレーサーの名折れ。たとえ外観はおんぼろでも、駆動部はカミソリのようでなければならない。
セオサイクル小田原店に持ち込み整備を依頼したところ、トライアスロンもやっているハンサムな店長曰く、
「こんなもんじゃないですかねー」
私は目をむいて言った。
「ほんとに、こんなもんですか?」
「こんなもんだと思いますけどねえ」
「店長。これ、レーサーですよ」
店長の顔が変わった。
「わかりました。30分ください」
30分後、
「分解してDURAACEグリース、ぶち込んどきました」
お会計2400円。
レーサーはメンテもたいへんだ。

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